市場概況：
今週（2024.4.12～2024.4.18）の国内ソーダ灰相場の価格帯は主にまとまっています。今週の木曜日（4月18日）現在、軽質ソーダ灰の平均市場価格は1,907元/トンで、先週の木曜日より6元/トン上昇している。重ソーダ灰の平均市場価格は2,033元/トンで、先週より6元/トン上昇した。第四に、価格がトン当たり5元上昇した。現在、国内のソーダ灰メーカーが主に生産を継続しています。近い将来、ソーダ灰のメンテナンス計画が多数あります。一部のメーカーは計画通りに出荷量や生産量を減らしており、全体の供給量はそれほど変わっていない。新しい生産能力は、依然として主に Alxa および金山ソーダ灰プラントの継続的なリリースによって解放されます。現時点では、Alxa フェーズ 1 とライン 4 はまだ試運転を完了していませんが、金山の新しい生産能力は基本的に完全に解放されています。今週も引き続き下流ユーザーは主に注文に応じて商品を受け取り、早期の注文はまだ比較的十分で、複数の購入注文が出されています。地域によっては、下流の軽アルカリユーザーの方が重アルカリユーザーよりも購買意欲が高く、軽アルカリと重アルカリの価格が逆転している地域もある。これらを総合すると、国内のソーダ灰メーカーは注文に応じて製造・出荷を続けており、全体の供給量は比較的十分である。下流のユーザーは購買意欲についてより楽観的で、近い将来も商品を必要とし続けており、ガラス工場には依然として補充のニーズがあります。
供給：百川英府の統計によると、2024年第16週の時点で、中国国内のソーダ灰総生産能力は4,315万トン（長期停止生産能力375万トンを含む）で、設備の総稼働能力は3,221万トン（合弁ソーダ灰工場19ヶ所、総操業能力1,601万トン、アンモニア・アルカリ工場11ヶ所、総操業能力1,198万トン、トロナ工場3ヶ所、総操業能力1,601万トン） 422万トン）。今週、青海開発投資、青海崑崙、天津博華、徐州鳳城のソーダ灰工場は依然として低生産量で稼働している。山東省ハイチのソーダ灰工場はメンテナンスを完了し、徐々に回復しています。杭州龍山、河南潤華、河南金田のソーダ灰工場はまだメンテナンス中で、ソーダ灰業界全体の稼働率は82.33%です。国内のソーダ灰メーカーは最近、注文が殺到しており、ほとんどのメーカーが注文に応じて出荷を続けているが、一部の地域では、軽質ソーダ灰の出荷量が重質ソーダ灰よりも優れており、軽質ソーダ灰と重質ソーダ灰の価格が逆転しています。
需要の面では、最近、下流ユーザーは注文に応じて商品を受け取り続けています。軽アルカリの下流ユーザーの現在の需要はほとんど変わっていません。日用ガラス、メタ重亜硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、二ナトリウム、冶金、印刷および染色、水処理およびその他の産業は安定した操業を維持しています。ソーダ灰の需要は主に安定した水準に維持されています。重アルカリの下流にあるガラス工場では現在、工場内にソーダ灰のスポット在庫が少なく、引き続き購入することが見込まれています。さらに、太陽光発電用ガラス工場では引き続き新たな生産能力が導入されており、ソーダ灰の需要は増加すると予想されています。
コストの観点から：国内ソーダ灰産業のコストは今週も引き続き下落した。ソーダ灰製造業者の総合コストは約 1,467.01 元/トンで、1.42% 減少しました。今週、海塩市場の取引は安定していましたが、鉱山塩市場は散発的に下落しました。段階的に補充需要が解放され、一般炭の市場価格が上昇します。需要と供給のマイナス面により、合成アンモニア市場の注目は後退した。ソーダ灰原料価格はまちまちとなり、全体的には軟調な推移となっております。
利益の面では、今週は主に国内ソーダ灰業界の利益が増加しました。国内のソーダ灰産業における原材料価格の下落により、ソーダ灰産業の生産コストも低下しました。しかし、国内のソーダ灰市場価格は若干上昇しており、ソーダ灰業界の利益率は上昇しています。今週のソーダ灰業界の平均粗利益は約407.24元/トンで、5.46%増加した。
在庫の面では、国内のソーダ灰メーカーは今週も出荷を続けており、早期の注文は依然として比較的十分であり、メーカー全体のスポット在庫は引き続き減少している。 4月18日現在、白川営府の統計によると、国内ソーダ灰企業の総在庫量は約72万3,300トンと予想され、先週比3.71％減少した。
先物：先物市場の主要契約であるSA2409先物の価格は今週大幅に上昇した。マクロ経済政策による後押しやスポット市場の需給ギャップ縮小などの影響を受け、国内ソーダ灰先物相場はここ数日主に上昇している。 （白川英福）
